スポンサーリンク

大和ハウス工業【1925】銘柄評価 おすすめな高配当株か?

Aランク

大和ハウス工業 を評価してみました。

業績の良い高配当株です。人気銘柄ですが長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。
こちらで高配当株を長期保有するメリットを紹介しています。

高配当株を長期保有するメリットは?

大和ハウス工業 とは

戸建て住宅のイメージがありますが、様々な事業・セグメントをもっています。個人向けや法人向けで幅広く事業のポートフォリオを持っています。高付加価値な強みを各セグメントでもっています。海外もさまざまな国で展開していて海外でも業績も好調です。低金利政策が追い風になっているのかと思います。

参考;中期経営計画より

参考:大和ハウス工業のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/2/15

株価 : 3,334 (基準日時点)

日経平均 :  23,687 (基準日時点)


1.時価総額

★★★★★

時価総額は22,365億円の企業で規模はかなり大きいです。日経225の構成銘柄です。PBRは 1.31倍です。


2.自己資本比率

★★☆☆☆

自己資本比率は38%です。平均的かと思います。


3.当期純利益率

★★☆☆☆

2019年度決算での当期純利益率は5.7%です。利益率は低めですが、安定して推移しています。


4.増収傾向

★★★★★

10期連続増収中で来年も増収予定です。良い傾向で増収しています。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★★

9期連続増配中で、2020年度決算でも増配する予定です。


6.配当性向

★★★★★

2019年決算時の配当性向は31.9%です。配当性向の会社方針は30%以上です。一株利益(EPS)が順調に伸びているので今後も増配しそうです。減配の心配はかなり少ないと言えそうです。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは8.72倍で割安です。PERは長期でだんだん割安になってきていて、今は10倍を切っています。PERは下がっても株価は上がっていく傾向なので良いと思います。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★☆☆☆

2019年決算時の有利子負債は986,051百万円です。直近の当期純利益(237,439百万円)を考えるとちょっと借金が多いです。利益剰余金(1,167,769百万円)を考えるとまだ余力はありそうですが。 D/Eレシオを0.5程度とすることを経営目標としています。現在D/Eレシオは約0.5倍で、一般的な目安は1倍以下と言われているので問題なさそうです。

参考:ホームページより

9.配当利回り

★★★★☆

評価時点での配当利回りは3.45%高配当株です。


10.ROE & ROA

★★★★★

2019年度決算ではROEが15.5%、ROAが5.5%。2020年度決算予想ではROEが15.0%、ROAは5.7%です。稼ぐ力はかなりあります。中期経営計画ではROEを13%以上を目標としています。


11.フリーキャッシュフロー

★★★☆☆

2019年度決算では営業CF=3,555百万円、投資CF=-3,139百万円です。フリーキャッシュフローは普通です。営業の利益を投資に回しているので、それが増収・増益に貢献しているなら妥当なフリーキャッシュフローだと思います。

参考:SBI証券

12.優待

★★☆☆☆

株主優待は100株保有で1000円の優待券です。グループ施設やグループレストランで使えますが、優待利回りは0.3%ほどでおまけ程度の優待です。


総合評価

Aランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

業績のとても良い高配当株です。借金が若干多く、フリーキャッシュフローも普通ですが、企業成長に振った経営方針なのかと思います。実際、10期連続の増収・増益ということで魅力的な銘柄です。住宅や商業建物に特化した企業ですが、ポートフォリオがうまい感じに分散していて死角なしという感じです。

懸念要素としては、住宅セクターでよくある不正行為による悪材料です。2020年3Qの決算が出ると同時に「元社員の不正行為」のIRニュースがでました。決算は増収・増益でとても良かったのですが、結果として次の日の株価は-6%の暴落になりました。業績が良くても悪材料でマイナスになるというセクターなのかと再認識しました。しかし、業績は良いのですぐに反発すると思うので、買い時と売り時は慎重に選ぶ必要がありそうです。

好業績でも低PERなおすすめな高配当株です。

まとめ

  • セグメントがうまく分散できていて、業績が安定して成長している優良企業。
  • 低PERで買いやすい銘柄。株価は33万円とちょっと高いが優良高配当株。
  • 事業セクターにもよるが悪材料が出やすい。業績に影響のない悪材料で株価が安くなったら買い時かもしれない。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

ブログランキングに参加しています。
↓クリックして応援していただけると嬉しいです。

株式長期投資ランキングにほんブログ村 株ブログ 高配当株へ
にほんブログ村

Betmob|投資家ブログまとめメディア



おすすめの投資本です↓↓↓

スポンサーリンク
Aランク
スポンサーリンク
Butamaruをフォローする
高配当株の評価ブログ