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CDS【2169】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Aランク

CDS を評価してみました。

マイナーな高配当銘柄です。財務優良で累進配当の傾向ですが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

CDS とは

CDS(株)は、製品開発から試験・解析、製造、販売、そしてサービス保守までの、企業のものづくりにおけるプロセスをドキュメント&メディア(文書から映像まで)を通じて支えるとともに、製造現場の技術者の一員としても支えるお客様のトータルパートナーです。

参考:ホームページより

企業の技術仕様書制作が柱で3つのセグメントがあります。自動車や各種産業機器などに幅広い分野にサービスを展開しています。

参考:ホームページより

参考:CDS のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/5/11

株価 :  1,346 (基準日時点)

日経平均 :  20,491 (基準日時点)


1.時価総額

☆☆☆☆☆

時価総額は89.3億円の企業で規模はかなり小さいです。PBRは1.46倍です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は71%とかなり良い数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。


3.当期純利益率

★★☆☆☆

2019年度決算での当期純利益率は9.3%です。高めな数値で安定しています。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★★☆☆

売り上げは緩やかですが右肩上がりの成長です。2020/12期は減収減益の予定です。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★☆

累進配当の傾向で増配しています。2021/12期が減益予定ですが、記念配も含めて増配予定です。

参考:IR資料より

6.配当性向

★★★★★

2019年決算時の配当性向は34%でちょうどいい水準です。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは9.68倍でかなり割安です。PERは安定していて株価が緩やかに上がっていく傾向なので良いと思います。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

2019年決算時の有利子負債は650百万円です。直近の決算の純利益が993百万円で、利益剰余金が4,197百万円なのでほとんど問題無いです。D/Eレシオは0.10倍なので問題無しです。


9.配当利回り

★★★★★

評価時点での配当利回りは4.08%です。超高配当です。


10.ROE & ROA

★★★★★

2019年度決算ではROEが16.7%、ROAが11.2%。2020年度決算予想ではROEが15.1%、ROAは10.7%です。ROEもROAも高いです。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★☆☆

2019年度決算では営業CF=1,100百万円、投資CF=-663百万円 です。悪くないフリーキャッシュフローです。キャッシュは多めです。

参考:SBI証券

12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Aランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

良いポイントとしては、財務優良で、業績に安定感がある企業です。配当性向が低めで高配当を実現しています。

悪いポイントはあまりないですが、企業規模が小さいところくらいです。

ニッチな業態で付加価値の高いビジネスモデルかと思います。技術者派遣的な要素もあるので、景気敏感性が高そうですが、魅力的なファンダメンタルな銘柄です。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時の際は、2009/12期に赤字とかなりの影響を受けました。技術派遣の要素のあるセグメントもあり、景気敏感性がかなり高そうです。2010/12期からは業績回復しています。2009/12期は赤字でも若干の減配で配当を出していました。

配当性向は50%くらいで大きく前後していて、減配しない累進配当の傾向を重視した配当の出し方になっています。今後も業績が悪くなっても大減配はしなそうです。

まとめ

  • 財務優良で業績に安定感がある。
  • リーマンショック後から累進配当の傾向を維持している。
  • リーマンショック時は赤字でしたが、配当は小減配で乗り切った。
  • 魅力的な銘柄だが、景気敏感性が高そう。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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