明治電機工業 【3388】銘柄評価。おすすめな高配当株か？

明治電機工業を評価してみました。

トップクラスのFA総合電機商社です。財務優良で割安な高配当株です。製造業なので景気敏感性がありますが、長期保有対象としてはどうでしょうか？

この記事では、

• 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
• 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
• 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。（Sランク～Dランク）
• 最後に主観的なコメントもしています。

明治電機工業とは

創立100周年を迎えたトップクラスのFA総合電機商社です。「日本のものづくりを強くする」というスローガンで、製造業にさまざまな商品を提供してきました。お客様の納期厳守に貢献する「1Day デリバリー」という物流業務システムをもっています。海外拠点もあり、日本の「ものづくり」を海外でも支援しています。

参考：明治電機工業のホームページ（外部リンク）

参考：ヤフーファイナンス（外部リンク）

12項目の評価

評価基準日　：　2021/10/23

株価　：　1,313 （基準日時点）

日経平均　：　 28,804 （基準日時点）

時価総額は163億円の企業で規模は小さめです。PBRは0.62倍で割安です。

自己資本比率は60.5%とかなり高めな数値です。一般的には50％以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30～40％が平均です。自己資本比率は高めで推移しています。

2021度決算での当期純利益率は2.4%です。利益率は3%前後で安定して推移しています。

売り上げも利益も右肩上がりで成長していましたが、コロナ渦で売り上げが下がりました。

業績連動の配当方針で、コロナ前まで好調でしたが、現在は減配の傾向があります。

2021年決算時の配当性向は45%と若干多めな水準です。配当性向は30％をやめすとしているので、３０％前後で推移してきています。2021年は記念配があったので多めになっています。

評価時点でのPERは9.32倍と割安です。株価もPERは長期では割安な傾向です。

最新四季報での有利子負債は278百万円です。直近の決算の純利益は1,515百万円で、利益剰余金は20,934百万円です。D/Eレシオは0.01倍で、ネットD/Eレシオは-0.26倍です。負債量は全く問題ないです。

評価時点での配当利回りは3.27%です。市場平均よ若干高めな配当利回りです。

2021年度決算ではROEが6.4%、ROAが3.51%です。 2022年度決算予想ではROEが6.62%、ROAが4.0%です。 ROEとROAは低めな水準ですが安定して推移しています。

最新四季報では営業CF＝3,452百万円、投資CF＝-885百万円 です。プラスで推移している良いフリーキャッシュフローです。近年はキャッシュも増えているので良い傾向です。

株主優待はありません。

総合評価

Cランク　

コメント

良いポイントとしては、財務優良で、割安な銘柄です。配当性向が低めで安定した配当を出しています。

悪いポイントは、景気敏感性があるのと、純利益率が低めなところです。

割安な高配当株です。景気敏感性があって、業績によっては減配もしますが、安定して配当を出しています。さらに株価が下がって割安になったところで仕込んで長期保有したい銘柄です。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の停滞により、業績はきびしくなりましたが、「設備投資や生産活動は回復するものと想定し、増収増益計画といたしました。」とIR情報にあったので、今後も期待できそうです。

まとめ

• トップクラスのFA総合電機商社。
• 財務優良で割安。キャッシュフローも良い。
• 景気敏感性があり、業績に連動した配当。
• 配当性向が低めだが、安定して配当を出している。

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