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ケネディクス【4321】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Aランク

ケネディクス を評価してみました。

不動産ファンドの企業です。業績が絶好調で、利益率が高めです。増配の傾向も良いですが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

ケネディクス とは

不動産をファンド運営する企業です。 J-REIT や 私募REIT や 私募ファンド などを幅広く扱っています。 国内独立系アセットマネジメント会社としては最大規模です。

参考:ホームページより

参考:ケネディクスのホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/7/5

株価 :  512 (基準日時点)

日経平均 :  22,306 (基準日時点)


1.時価総額

★★★☆☆

時価総額は1,257億円の企業で規模はそこそこです。PBRは1.14倍です。


2.自己資本比率

★★★★☆

自己資本比率は55.6%と高めな数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。自己資本比率は安定していて、少し上昇し始めました。

参考:ホームページより

3.当期純利益率

★★★★★

2019度決算での当期純利益率は15.2%です。純利益率がかなり高いです。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★★★☆

売り上げと利益の成長が素晴らしいです。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★☆

良い増配の傾向です。2019/12期からかなりの増配をしていますが、これは配当性向を2倍近くに上げたためです。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★★★

2019年決算時の配当性向は33%とちょうど良い水準です。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは9.75倍でかなり割安です。株価は横ばいで、PERは若干割安になっているという傾向です。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★☆☆☆☆

最新四季報での有利子負債は65,325百万円です。2019/12期の純利益は10,673百万円で、利益剰余金は48,202百万円なので負債量はかなり多めです。D/Eレシオは0.69倍で、ネットD/Eレシオは0.07倍なので、資本量やキャッシュ量で考えるとまだまだ安全です。


9.配当利回り

★★★★☆

評価時点での配当利回りは3.32%です。高配当株です。


10.ROE & ROA

★★★★☆

2019年度決算ではROEが11.2%、ROAが6.2%です。2020/12期予想はROEが12.1%、ROAが6.7%です。近年ではROEは高めで安定しています。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★☆

2019年度決算では営業CF=309億円、投資CF=-65億円 です。フリーキャッシュフローが安定していなく、一見すると悪く見えますが、財務CFとバランスして最終的なキャッシュの積み立てを増やしているので良い傾向かと思います。

参考:SBI証券

12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Aランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
注意

インカムゲイン狙いの長期投資の評価基準に基づいたランキングです。このランキングが企業の価値を表しているわけではないので参考程度にしてください。基準が変われば評価も変わります。Dランクが悪い企業だというわけでもないので、偏見の無いようにお願いします。

コメント

良いポイントとしては、稼ぐ力があり、業績と配当が右肩上がりなところです。

悪いポイントとしては、有利子負債が多めなところです。

純利益率がかなり高いのが魅力的です。有利子負債が多いですが、不動産関連は多いのが普通です。D/Eレシオなどで見たときに悪くないのであまり心配していません。

アセットマネジメント業務等を受託している ベースAUM(受託資産残高)は順調に資産を増やしています。 これはグローバルな金融緩和が後押しになっているようで、今後も期待できます。

参考:IR資料より

不動産へのコロナの影響が気になりますが、多角化しているので影響は少ないようです。

参考:2020年1Q決算説明資料より

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時は2008期、2009期、2010期、2012期で赤字になりました。その間配当は無配でしたが、2014期より配当を出し始めて順調に増配してきています。

景気敏感性はとても高そうです。事業を多角化しているので、今後これがどのように影響するのかを理解するのは難しいです。

まとめ

  • 不動産をファンド運営する企業です。
  • 業績と配当が長期で右肩上がり。
  • 有利子負債は多めだが、D/Eレシオ等で見ると大丈夫そう。
  • コロナ影響は軽微の予想。
  • 景気敏感性のとても高そう。事業多角化がどう影響するか。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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