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エイジス【4659】銘柄評価 長期保有におすすめか?

Aランク

エイジス を評価してみました。

6期連続の増収・増益で今期も記録を伸ばしそうな順調な銘柄です 。成長をしているのに割安放置になっている銘柄ですが長期投資対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。
こちらで高配当株を長期保有するメリットを紹介しています。

高配当株を長期保有するメリットは?

エイジスとは

3つのセグメントからなり、棚卸を代行するサービスや、商品の集中補充をするなどのサービスを提供しています。ITを駆使した省人化を達成するためのアウトソーシングといった感じのビジネスモデルです。国内メインですが、海外(アジア)にも同じサービスを展開しています。

参考:IR資料より

参考:エイジスのホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/2/6

株価 : 3,105 (基準日時点)

日経平均 :  23,803 (基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は323億円の企業で規模はかなり小さいです。PBRは1.76倍です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は78.9%です。かなり高いです。


3.当期純利益率

★★☆☆☆

2019年度決算での当期純利益率は9.5%です。下は営業利益率のチャートですが、利益率はどんどん上がってきています。

参考:2019年4Q決算資料より

4.増収傾向

★★★★★

8期連続増配中です。2014年頃から利益も一緒に伸びる業績になっています。

参考:2019年4Q決算資料より

5.増配傾向

★★★★★

4期連続増配中で、2020年度決算でも増配する予定です。

参考:2019年4Q決算資料より

6.配当性向

★★★★☆

2019年決算時の配当性向は21.3%です。配当性向は低いですが、 一株利益(EPS)がずっと増えていて、配当性向は20%前後を安定して推移しています。よって減配のリスクはかなり少ないです。一株利益の傾向を見ると、今後も長期で増配してくれそうです。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは9.46倍でかなり割安です。PERは安定しているが株価が上がっていくという傾向なので買いやすいと思います。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

2019年決算時の有利子負債は72百万円です。直近の純利益(2,634百万円)と利益剰余金(17,617百万円)を考えると借金は全く心配ありません。ほぼ無借金経営です。


9.配当利回り

★★☆☆☆

評価時点での配当利回りは2.25%で平均的な利回りです。


10.ROE & ROA

★★★★★

2019年度決算ではROEが19.1%、ROAが14%。2020年度決算予想ではROEが18.6%、ROAは14.7%です。稼ぐ力はかなりあります。

参考:2019年4Q決算資料より

11.フリーキャッシュフロー

★★★★★

2019年度決算では営業CF=3,150百万円、投資CF=-832百万円です。理想的なフリーキャッシュフローで、キャッシュもかなり積み立てています。

参考:SBI証券

12.優待

★★☆☆☆

株主優待はお米券です。100株で3kgの券になり、優待利回りは約0.4%くらいです。


総合評価

Aランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

高配当株ではないですが、しっかり成長しているバリュー株です。

財務は超優良で、増収・増益・増配をしていて、かつ、新しいビジネスモデルにより稼ぐ力や競争力もあります。残念なのが配当性向が低いことと、それにより配当利回りが低いことです。減配のリスクはないのは良いですが、もうちょっと配当性向と配当利回りが欲しいところです。

もし会社が配当性向を上げる方針を出したら、超魅力的な銘柄になると思います。業績がとても良いのでいつか配当性向を上げそうですが、それを見越してPERが割安な今のうちに仕込んでおくかどうかが投資家として判断の難しいポイントです。配当性向が上がらないとしても増配傾向が強いので長期保有にはおすすめです。

中期経営計画がFY17~19でいったん終わっています。新中期経営計画がFY20~で近々出ると思うのですが、それを期待したいと思います。

まとめ

  • 財務優良で、増収・増益・増配を続けている。
  • 成長性はあるが割安で放置されているのでバリュー株と言える。
  • 高配当株ではないが長期保有としてはおすすめ。
  • もし配当性向を上げて配当利回りを上げる方針を出したら人気が出そう。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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