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テクノプロ・ホールディングス【6028】銘柄評価 長期保有におすすめか?

Bランク

テクノプロ・ホールディングス を評価してみました。

技術人材サービス業売上収益で売り上げNo.1 の銘柄です。財務優良で業績も良いですが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

テクノプロ・ホールディングス とは

技術人材サービス業売上収益で売り上げNo.1です。 エンジニアを採用・育成し、その後派遣するというビジネスモデルです。 市場が伸びているIT技術者派遣に注力しています。

R&Dアウトソーシング事業をメインとしていますが、施工管理アウトソーシングなども行っています。海外では中国やインド、英国 に拠点があります。

参考:テクノプロ・ホールディングスのホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

参考:2019年4Q IRレポートより

12項目の評価


評価基準日 : 2020/3/12

株価 : 4,980 (基準日時点)

日経平均 :  18,412 (基準日時点)


1.時価総額

★★★★☆

時価総額は2,613億円の企業で規模はかなり大きいです。PBRは3.88倍で割高です。


2.自己資本比率

★★★☆☆

自己資本比率は43.2%で普通です。


3.当期純利益率

★★☆☆☆

2019年度決算での当期純利益率は6.7%です。利益率は低めですが、他の派遣関連銘柄と比較するとちょっと良いです。毎年安定して同じくらいの利益率をキープしているので安心です。


4.増収傾向

★★★★★

右肩上がりの成長です。安定して成長していると言えると思います。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★★

連続増配を続けています。

参考:2020年2Q決算説明資料より

6.配当性向

★★★☆☆

2019年決算時の配当性向は50.2%と高めです。高い数値ですが、50%を目途という会社方針で、毎年安定して50%前後の配当になっています。


7.PER

★★★☆☆

評価時点でのPERは17.82倍です。もともと割高な銘柄ですが、現在はコロナショックの影響で安くなっています。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

2019年決算時の有利子負債は9,422百万円です。2019年度決算時の純利益が9,683百万円あり、利益剰余金が30,741百万円なので、借金はほぼ無いです。D/Eレシオは0.22倍で、借金の面ではぜんぜん問題ありません。D/Eレシオは1倍以下という数値目標があり、現在は達成しています。


9.配当利回り

★★★☆☆

評価時点での配当利回りは2.81%です。株価下落の影響で配当利回りが上昇していますが、もともと配当利回りは少なめの銘柄でした。


10.ROE & ROA

★★★★★

2019年度決算ではROEが22.4%、ROAが10.3%。2020年度決算予想ではROEが23.5%、ROAは10.1%です。経営方針として、ROE20%以上を目標としています。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★☆

2019年度決算では営業CF=11,270百万円、投資CF=-4,429百万円です。毎年のフリーキャッシュフローが安定しています。現金等が積みあがっているので良いと思います。


12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Bランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

技術者派遣の市場が伸びているので業績が好調です。M&Aも行っていますが、他と比べて安定志向の経営に見えます。財務状況がとてもよく、稼ぐ力が強いのでとても良いです。

もともと割高な銘柄で、現在はコロナウイルスの影響を受けて株価が下落していますが、それでも割高な銘柄です。配当利回りもそれほど高くなく、長期保有でのインカムゲイン狙いの投資家にはちょっと魅力が少ないかもしれません。

派遣業は景気敏感株で、景気後退局面では投資には難しい判断が必要になります。コロナウイルス騒動が落ち着くのを見るのと、その後の経済の影響をじっくり見てから投資の判断が良いと思います。

まとめ

  • 技術者派遣市場でシェアNo.1。
  • 財務状況はとてもよく、稼ぐ力も強い。
  • これまでは市場拡大とともに業績をどんどん伸ばしてきている。
  • 割高感の高い銘柄で、配当利回りも低め。
  • 景気敏感株なので様子見を推奨。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

技術者派遣の業界分析した記事も書いていますので、こちらも参考にしてください。

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