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アビスト【6087】銘柄評価 おすすめな高配当株か?

Sランク

アビストを評価してみました。

機械設計とシステム・ソフトウェアのアウトソーシング事業をメインとした企業です。高配当銘柄ですが長期投資対象としてはどうでしょうか。

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。
こちらで高配当株を長期保有するメリットを紹介しています。

高配当株を長期保有するメリットは?

アビストとは

アウトソーシング事業を基本とし、3D-CAD、3DプリンターやAI分野もサポートしています。製造業の分野は日々革新が進んでいますが、特に自動車業界に特化しているようです。この業態は時代のニーズに応えているように感じます。CADエンジニアの教育部門もあり、業態は多岐にわたっています。

主な顧客はトヨタグループで、日本の最大企業をサポートしています。アウトソーシングは依頼がないと成り立ちませんが、95%以上の高稼働率でとても効率がいいです。

ほとんどはアウトソーシング事業ですが、水素水販売もしていて、株主優待では水素水がもらえます。

参考:アビストのホームページ(外部リンク

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2019/08/23

株価 : 2,575(基準日時点)

日経平均 : 20,710(基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は100億円で規模は小さいです。1998年に事業を開始た新しい会社です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は73.8%でとても高いです。安心です。


3.純利益率

★★★☆☆

2018年度決算では12%です。利益率は年々上がっていますが、10%以上で変動も多くないので安定です。


4.増収傾向

★★★★★

きれいな右肩上がりでずっと増配してきています。2020年予想と2021年予想でも上げています。


5.増配傾向

★★★★★

記念配当も含みながら上げています。上昇率が高いです。2020年予想と2021年予想でも上げています。2014年では36円/株だったのが、2018年では94円/株に増えています。


6.配当性向

★★★★★

配当性向は2019年決算で34%です。配当性向は30%前後で安定しています。


7.PER

★★★★☆

評価時点でのPERは11.14倍でお買い得です。15倍が基準なので低めな数値です。


負債/純利益率

★★★★★

有利子負債が100百万円なのでほぼ無いに等しいです。しっかり毎年利益を出しているので問題ありません。


9.配当利回り

★★★★★

評価時点での配当利回りは3.96%で超高配当です。


10.ROE & ROA

★★★★★

2019年度決算ではROEが20.7%、ROAが14.2%。2020年度決算予想はROEが20.3%、ROAは15.0%。高めの数値で期待できます。


11.フリーキャッシュフロー

★★★★★

2019年度決算では営業CF=1,460百万円、投資CF=-131百万円。キャッシュフローはとてもいいです。


12.優待

★★★★★

優待は水素水です。100株で定価12500円の水素水のセットがもらえます。優待利回りは3%近くありかなりうれしいです。


総合評価 

Sランク

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後の定期的なチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

超高配当で財務優良で12個の評価項目でいうとかなりの高評価です。数値化されたパフォーマンスだけでいえば、絶対買ったほうがいい銘柄です。

銘柄評価をしたのが2019年8月で、この記事を書いているのは2019年11月ですが、その間で決算発表がありました。若干の悪材料があり2019年決算を下方修正しています。これも米中貿易戦争の影響で仕方がないところがあります。しかし、一気に悪くなるわけでもなく、これまで右肩上がりだったのが、少し鈍化した程度で、そこまで大きな影響でもないようです。鈍化の原因は3Dプリント事業の立ち上げ遅れだそうです。

配当は減配しないようです(3Q決算短信より)。もともと配当性向が30%前後というところもあり、若干の成長の鈍化があっても減配になるようなリスクはなさそうです。

これまでの成長を考えると、米中貿易戦争後にまた伸びると思います。一番悪い時に買い込んで長期で成長を見るのが高配当投資の一番有効な手法なので、いまが買い時のようにも見えます。

水素水の販売をしている件については賛否両論あると思いますが、時代の流行に乗るのは悪いことではないと思います。もし水素水が飽きられた時にはすぐにやめて、別のトレンドに乗るようなアクションが取れればいいかと思います。

これまで順調だった銘柄ですが、現在鈍化が見られるので、慎重に精査して購入検討していただければ思います。

注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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