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北越工業【6364】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Cランク

北越工業 を評価してみました。

可搬式エンジンコンプレッサーの大手企業です。業績が良く財務優良です。長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

北越工業 とは

建設機械から産業機械まで幅広い領域で活躍する企業です。 建設現場用等の可搬式エンジンコンプレッサー大手です。ブランド名は「AIRMAN」です。

国内の売り上げが65%で、残りの35%は海外です。海外はアジア・北米・ヨーロッパに幅広く展開しています。 エンジンコンプレッサと高所作業車の国内トップシェアです。全世界ではトップシェアではないですが、高めの順位です。

参考:IR資料より

参考:北越工業のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/6/13

株価 :  1,050 (基準日時点)

日経平均 :  22,305 (基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は355億円の企業で規模は小さめです。PBRは1.07倍です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は64.5%と高めな数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。自己資本比率は長期で高い数値で推移しています。

参考:ホームページより

3.当期純利益率

★★☆☆☆

2020度決算での当期純利益率は8.7%です。利益率は9%前後の高い数値で推移しています。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★★★☆

売り上げは右肩上がりで成長しています。利益も順調に成長しています。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★☆☆☆

長期では増配をしていますが、連続増配の傾向ではないです。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★★☆

2020年決算時の配当性向は28%と少し少なめな水準です。 配当性向は25~30%で推移してきています。


7.PER

★★★★☆

評価時点でのPERは10.2倍で割安です。株価は上昇傾向ですが、PERは割安圏で推移しているので良い傾向です。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

最新四季報での有利子負債は1,900百万円です。2020/3期の純利益は3,621百万円で、利益剰余金は20,329百万円なので負債量はまったく問題ないです。D/Eレシオは0.07倍です。


9.配当利回り

★★★★☆

評価時点での配当利回りは3.33%です。高配当株です。


10.ROE & ROA

★★★★★

2020年度決算ではROEが13.1%、ROAが8.2%です。2021/3期の予想はまだ出ていません。14%前後の高い水準で推移してきました。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★☆☆

2020年度決算では営業CF=4,260百万円、投資CF=-2,429百万円 です。安定してきれいなキャッシュフローです。キャッシュも積み上げています。

参考:SBI証券

12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Cランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

良いポイントとしては、財務優良で、稼ぐ力(純利益率やROE)が高いところです。業績が成長しています。

悪いポイントとしては、増配のペースが少し弱いところです。

国内トップシェアの製品を持っていて成長性も良いので魅力的です。 河川氾濫 などの水害発生時にエンジン発電機が活躍するということで、自然災害の多くなってきている日本には需要が増えそうです。割安になってきているので、長期保有には良いかもしれません。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時は2009/3期に-74%減益、2010/3期にはさらに-85%の減益になり、景気敏感性は非常に高そうです。その後の業績はV字回復しています。赤字にはなっていなく、配当も業績と連動して減益していましたが、無配にはなっていませんでした。

まとめ

  • 業績好調で稼ぐ力は高めです。
  • 財務優良。
  • 配当性向は低めで高配当株。
  • トップシェアの製品を持っている。
  • 景気敏感性は高めなので注意。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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