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極東開発工業【7226】銘柄評価。長期保有におすすめか?

Cランク

極東開発工業を評価してみました。

特装車の分野で国内トップレベルの企業です。 配当性向が低めですが連続増配の傾向が良いです。長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

極東開発工業とは

ゴミ収集車・タンクローリー・ダンプトラック・コンクリートポンプ車などの特装車の分野で国内トップレベルの企業です。海外進出も積極的に行っていて、海外4か所に生産拠点を設けていて、150ヵ国以上に出荷をしています。特装車以外にも環境事業として リサイクル施設の施工 や、パーキング事業も行っています。

参考:IR資料より

参考:極東開発工業のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/7/21

株価 :  1,443 (基準日時点)

日経平均 :  22,856 (基準日時点)


1.時価総額

★★★☆☆

時価総額は580億円の企業で規模は小さめです。PBRは0.62倍かなり割安です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は67.5%と高めな数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。


3.当期純利益率

★☆☆☆☆

2020度決算での当期純利益率は5%です。利益率は低めで推移していますが、安定はしています。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★★★★

長期で連続増収をしていてすごいです。利益も伸びています。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★☆

10年連続増配をしています。2021/3期は配当未定です。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★★☆

2020年決算時の配当性向は26%とちょっと少な目な水準です。 配当性向は低めで推移してきています。一株利益(EPS)は下がってきている傾向がありますが、もともと低い配当性向のため、連続増配を実現できる余力があるのかと思います。

参考:IR資料より

7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは9.24倍でかなり割安です。株価とPERは長期的に横ばいです。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

最新四季報での有利子負債は2,204百万円です。2020/3期の純利益は6,073百万円で、利益剰余金は68,732百万円なので負債量はまったく問題ないです。D/Eレシオは0.02倍です。


9.配当利回り

★★★☆☆

評価時点での配当利回りは2.77%です。もう少しで高配当株です。


10.ROE & ROA

★☆☆☆☆

2020年度決算ではROEが6.7%、ROAが4.4%です。ROEは低めです。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★☆

2020年度決算では営業CF=5,799百万円、投資CF=-2,746百万円 です。フリーキャッシュフローの安定感は少ないですが、比較的プラスのフリーキャッシュフローで推移しています。

参考:SBI証券

12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Cランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
注意

インカムゲイン狙いの長期投資の評価基準に基づいたランキングです。このランキングが企業の価値を表しているわけではないので参考程度にしてください。基準が変われば評価も変わります。Dランクが悪い企業だというわけでもないので、偏見の無いようにお願いします。

コメント

良いポイントとしては、財務優良で割安感がかなり高いところです。業績も好調で、連続増収しています。配当も連続増配しているので魅力的です。

悪いポイントは、ROEが低めで、純利益率が低めなところです。

建設、物流・省力、環境という日常のあらゆるシーンで必要とされている特装車なので、底堅いニーズのある分野です。売り上げ規模を確実に伸ばしているのが魅力的だと思います。EPSは年々下がってきているため、それを嫌気した結果株価が下がって割安になっているのかもしれません。 EPSが下がっても配当性向が低めだったので増配傾向は強めです。よって長期保有にはおすすめできると思います。

コロナウイルスの影響がわからなく業績予想未定になっていますが、連続増配の傾向がどうなるかが注目です。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時の2009/3期と2010/3期で赤字を出しています。景気敏感性が高そうです。配当は2009/3期は配当据え置き、2010/3期は10円→6円の減配でした。赤字でも株主還元をしてくれているので長期投資家には安心材料です。

まとめ

  • 特装車で強みのある企業
  • 財務優良で割安感がかなり高い
  • 配当性向が低めで連続増配の傾向が良い
  • リーマンショック時の影響は高く2年赤字だったが配当は頑張って出していた
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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