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進和【7607】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Aランク

進和 を評価してみました。

溶接に強みのある商社兼メーカーです。業績と配当が好調です。割安な高配当株ですが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

進和 とは

溶接装置や接合材料を扱う商社兼メーカーです。異種金属の接合技術に強みがあります。 接合の他にも、特殊肉盛溶接・溶射加工、FAシステム機器およびエレクトロニクス関連機器の開発・製造 など、製造にかかわる様々な技術・製品を提供しています。 海外では米国、英国、タイ、中国 などにも進出しています。自動車関連のマーケットに強みがあります。

参考:IR資料より

参考:進和のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/6/26

株価 :  1,960 (基準日時点)

日経平均 :  22,512 (基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は285億円の企業で規模は小さめです。PBRは0.92倍で少し割安です。


2.自己資本比率

★★★★☆

自己資本比率は54.2%と高めな数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。


3.当期純利益率

★☆☆☆☆

2019度決算での当期純利益率は5.2%です。利益率は安定していて、かつ、上昇傾向があります。

参考:IR資料より

4.増収傾向

★★★★☆

売り上げはきれいに成長しています。利益も同じく順調に伸びています。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★★

順調に連続増収しています。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★★☆

2019年決算時の配当性向は29.8%と少し少な目な水準です。配当性向は30%前後を方針としていて、これまでも30%前後で安定しています。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは7.92倍でかなり割安です。これまでの割安でしたが、コロナショックでさたに割安になってきました。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

最新四季報での有利子負債は554百万円です。2019/8期の純利益は3,258百万円で、利益剰余金は27,050百万円なので負債量はまったく問題ないです。D/Eレシオは0.02倍です。


9.配当利回り

★★★★★

評価時点での配当利回りは3.88%です。かなりの高配当株です。


10.ROE & ROA

★★★★☆

2019年度決算ではROEが12.7%、ROAが6.8%です。2020/8期予想は ROEが11.9%、ROAが6.5%です。ROEは長期的に高めで推移しています。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★★

2019年度決算では営業CF=6,162百万円、投資CF=-1,169百万円 です。安定しているフリーキャッシュフローです。キャッシュが積みあがっています。

参考:SBI証券

12.優待

★★★☆☆

株主優待はお米券です。100株保有で2kg相当です。100株の優待利回りは約4.5%くらいでしょうか。

参考:ホームページより

総合評価

Aランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

コメント

良いポイントとしては、業績と配当が右肩上がりで成長しているところです。財務優良で、割安な高配当株です。

悪いポイントとしては、時価総額が小さめなところです。

直近10年くらいの業績などを見るとかなり魅力的な銘柄です。製造業関連ですが、グローバル化でうまく成功して成長している印象です。ファンダメンタルが非常に良く業績が良いので非常に魅力的なのですが、自動車関連のグローバル企業というのはちょっと懸念です。今後の米中貿易摩擦と景気後退の影響を多大に受けそうな印象があります。銘柄自体は非常に魅力的なので、買い時が重要かもしれません。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時の2009/8期は-86%の大減益でした。配当は45円→35円の減益でした。配当性向は166%まで上げていました。2010/8期も苦戦していましたが、配当性向は140%で大減配は防いでいます。

景気敏感性は非常に高いですが、配当性向を上げて大減配を避ける傾向がありました。財務優良でキャッシュが多めな傾向なのでできることなのかと思います。今後の景気後退局面でも大減配は防げるかと思います。製造業関係でも赤字になっていないというのは良いと思います。

まとめ

  • 溶接に強みのある商社兼メーカー 。
  • 業績と配当が長期で右肩上がり。
  • 財務優良な高配当株。
  • PBRとPERが割安。
  • 景気敏感性の高いが大減配をしない傾向だった。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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