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国際計測器【7722】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Dランク

国際計測器 を評価してみました。

バランシングマシンの大手企業です。割安な高配当株です。業績の変動が激しめですが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

国際計測器 とは

振動計測技術をベーステクノロジーとする試験計測装置の専門メーカーです。 自動車業界が主力販売先で海外比率が高いです。 そのほかにも、振動試験機・ シャフト歪自動矯正機なども開発しています。

参考:IR資料より

参考:国際計測器のホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/6/25

株価 :  762 (基準日時点)

日経平均 :  22,259 (基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は120億円の企業で規模は小さめです。PBRは1.07倍で標準的です。


2.自己資本比率

★★★★☆

自己資本比率は58.9%と高めな数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。

参考:ホームページより

3.当期純利益率

★★★☆☆

2020度決算での当期純利益率は11.8%です。業績の変動が激しく、2019/3期は利益率3%台でしたが、今期は10%越えになりました。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★☆☆☆

売り上げは長期では横ばいで、利益の変動が多めなのが特徴です。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★☆☆☆☆

2017/3期では減配してからは横ばいの傾向です。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★☆☆

2020年決算時の配当性向は32%とちょうどよい水準です。しかし、2019/3期決算では配当性向123%でした。2021/3期は配当性向41%の予想です。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは8.21倍でかなり割安です。株価がかなり下がってきていて、PERも割安になってきています。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★☆

最新四季報での有利子負債は1,817百万円です。2020/3期の純利益は1,525百万円で、利益剰余金は8,762百万円なので負債量はあまり問題ないです。D/Eレシオは0.17倍です。


9.配当利回り

★★★★★

評価時点での配当利回りは4.59%です。かなりの高配当株です。


10.ROE & ROA

★★★★☆

2020年度決算ではROEが14.4%、ROAが8.7%です。2021/3期予想は ROEが10.9%、ROAが6.6%です。業績と同じく安定性が無いですが、平均的には高めの数値です。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★★

2020年度決算では営業CF=2,526百万円、投資CF=-483百万円 です。変動もありますが、稼ぐ力のあるフリーキャッシュフローです。

参考:SBI証券

12.優待

☆☆☆☆☆

株主優待はありません。


総合評価

Dランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

コメント

良いポイントとしては、ポテンシャル的にはしっかり稼ぐ力があって、割安な高配当株になっているところです。

悪いポイントとしては、業績の安定感がないところと、配当が横ばいになっているところです。

私の評価項目だと業績と配当の部分で悪い評価になるのですが、株価がかなり安くなって割安感のある高配当株になっているので注目しました。2021/3期の業績予想も出ていて、コロナの影響やリセッションの影響を盛り込んでもそれほど悪化していないのが好印象です。

基本的には稼ぐ力のある良い銘柄のようなので、いろいろ悪材料を盛り込んで安くなっているときに仕入れるのが良さそうです。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時の2009/3期は大丈夫でしたが、2010/3期で赤字になりました。その後V字回復しています。赤字でも配当は出していました。配当性向が100%を超える年が何度かありましたが、基本的に株主還元に積極的な印象です。景気敏感性は高いですが、長期で見たときには成長してしっかり稼いでいる企業です。

参考:IR資料より

まとめ

  • 稼ぐ力はあるが、業績の変動が激しめ。
  • PBRとPERが割安な高配当株。
  • 景気敏感性の高いが長期では成長している。
  • 2021/3期では減益でも配当維持の予定。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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