アイフィスジャパン【7833】銘柄評価　おすすめな高配当株か？

アイフィスジャパン を評価してみました。

財務優良で安定感の強い高配当株です。長期保有対象としてはどうでしょうか？

この記事では、

• 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
• 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
• 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。（Sランク～Dランク）
• 最後に主観的なコメントもしています。

アイフィスジャパン とは

４つのセグメントからなる企業で、投資関係のデータ提供とマーケティングが主なところで、さらに紙印刷の事業もしているのがユニークです。投資情報の事業が全体の利益の割合が高いです。

参考：アイフィスジャパンのホームページ（外部リンク）

参考：ヤフーファイナンス（外部リンク）

12項目の評価

評価基準日　：　2020/3/18

株価　：　587 （基準日時点）

日経平均　：　 17,259 （基準日時点）

時価総額は67.9億円の企業で規模はかなり小さいです。PBRは1.39倍です。

自己資本比率は83.1%でかなり高いです。

2019年度決算での当期純利益率は10.2％です。利益率は徐々に上がってきていて、最近は10％前後で安定しています。

右肩上がりの増収です。9年連続増収です。

3年連続増配で、2020年度決算でも増配の予想です。2019年度に急に配当を2倍以上にしました。理由は「内部留保状況及びM&A未成約、外部環境水準より」とのことです。

2019年決算時の配当性向は30.5%と良い水準です。 以前は15％前後の配当性向でしたが、2019年度からぐっと上げました。今後もこの水準で出し続けそうです。

評価時点でのPERは9.45倍です。コロナショックで若干下がっていますが、長期での安値は下回っていません。

2019年決算時の有利子負債はゼロです。無借金経営です。

評価時点での配当利回りは3.24%で一応高配当株です。

2019年度決算ではROEが14.9%、ROAが11.6%。2020年度決算予想ではROEが14.7%、ROAは12.2%です。ROEとROAが高い数値で安定しています。

2019年度決算では営業CF＝575百万円、投資CF＝-77百万円 です。フリーキャッシュフローがプラスで安定しています。現金等を相当量ためています。

株主優待は100株以上で500円相当のクオカードです。優待利回りは約0.85％ほどです。総合利回りは４％を超えます。

総合評価

Sランク　

コメント

規模は小さいですが、安定成長していて財務状況の優良な銘柄です。配当利回りも3％以上あって長期保有にはとてもおすすめです。安定感がとても強く、配当性向も30％なので安全です。

業績が良いですが、投資のそれほど必要ないビジネスモデルのためなのか内部留保がかなりたまっています。今後の景気後退局面で生き残る体力はかなりあると思います。

下のデータはリーマンショック時の業績です。結構影響を受けていて、おおきく減益になっていますが、赤字にはなっていません。よって、今後の景気後退局面を含んで長期保有してもそれほど心配はないかもしれません。

まとめ

• 業績が非常に安定している。稼ぐ力もあり、財務優良で内部留保が大量にある。
• 優待も合わせた総合利回りは4％を超えるので、長期での保有におすすめ。
• 景気後退局面でも問題はなさそう。

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