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プロネクサス【7893】銘柄評価。長期保有におすすめか?

Cランク

プロネクサス を評価してみました。

財務優良でトップシェアのシステムがある企業です。業績が良く、増配の傾向も良いです。長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

プロネクサス とは

上場企業のディスクロージャー・IR支援の大手企業です。 主要サービスでトップシェアをとっていて、当銘柄のシステムが実質の業界スタンダードになっています。ストックビジネスであるシステムを提供しているので業績が安定しています。専門性のあるコンサルティングも強みです。

参考:2019統合レポートより
参考:2019統合レポートより

参考:プロネクサスのホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2020/6/3

株価 :  1,160 (基準日時点)

日経平均 :  22,630 (基準日時点)


1.時価総額

★☆☆☆☆

時価総額は330億円の企業で規模は小さめです。PBRは1.39倍です。


2.自己資本比率

★★★★★

自己資本比率は76%とかなり高い数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。長期でも高い数値で安定しています。

参考:ホームページより

3.当期純利益率

★☆☆☆☆

2020年度決算での当期純利益率は7.4%です。純利益率の緩やかに増えてきましたが、2020/3期では下がりました。

参考:SBI証券

4.増収傾向

★★★★★

緩やかですが長期で連続増収しています。純利益が10年で2倍以上に増えています。

参考:SBI証券

5.増配傾向

★★★★☆

順調に増配を続けています。

参考:SBI証券

6.配当性向

★★★★☆

2020年決算時の配当性向は44%でちょっと高めな水準です。 配当性向は40%以上を基準とする方針です。


7.PER

★★★☆☆

評価時点でのPERは17.8倍で平均より少し割高水準です。株価とPERは横ばいという感じです。コロナの暴落でPERが若干割安になってきました。

参考:SBI証券

負債/純利益率

★★★★★

2020年決算時の有利子負債は115百万円です。2020/3期の純利益は1,816百万円で、利益剰余金は18,023百万円なので負債量はまったく問題ないです。ほぼ無借金経営です。


9.配当利回り

★★★☆☆

評価時点での配当利回りは2.76%です。もうちょっとで高配当株です。


10.ROE & ROA

★★☆☆☆

2020年度決算ではROEが8.2%、ROAが6.2%。2021年度決算予想はまだでていません。ROEとROAの数値は右肩上がりに改善してきています。

参考:SBI証券

11.フリーキャッシュフロー

★★★★☆

2020年度決算では営業CF=2,263百万円、投資CF=-779百万円 です。きれいで安定しているフリーキャッシュフローです。キャッシュの積み立てがすごいです。

参考:SBI証券

12.優待

★★★☆☆

株主優待は100株保有で500円のクオカードです。優待利回りは約0.42%です。優待には長期優遇があり、保有年数で4段階でグレードアップします。

参考:ホームページより

総合評価

Cランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)

コメント

良いポイントとしては、財務優良で増収と増配の傾向が良いところです。キャッシュフローがとてもきれいです。

悪いポイントとしては、純利益率とROEがちょっと低めなところです。

ファンダメンタルはとても良いです。しかし、PERが若干高く、配当利回りが若干低いので、もう少し株価が安くなればもっと魅力的になる銘柄です。

2020/3期は若干の減益でしたが、売り上げを伸ばす中で販管費が上昇して利益が下がったようです。しかしながら、これまでの実績、強いビジネスモデル、トップシェアの実力は期待できると思います。優待内容も長期優遇があるので、長期保有には魅力的です。

コロナウイルスの影響としては、IPOの延期、新規ファンド減少、IR活動の縮小などにより業績の影響を受けそうです。2021/3期の業績予想も出ていません。しかし、配当は増配予想を出しているので、そこまで大きな影響ではないかもしれません。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時は業績が悪化していますが、赤字にはなっていません。2011/3期が業績の底でした。景気後退局面でIPOが減って上場廃止が増えてくると業績に影響します。配当も業績に合わせて減配していますが、大減配は起こっていないので長期保有には安心です。

参考:2020/3期 決算説明資料

まとめ

  • 財務優良で業績が好調。
  • 株価に若干割高感がある。
  • トップシェアのシステムを持っているのが強い。
  • 景気敏感性はあるがそれほどない。
  • コロナウイルスで上場廃止銘柄が増えてくると業績に影響しそう。
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」 の三菱サラリーマンの本が出るそうです。長期投資にはおすすめだと思います。