中央自動車工業【8117】銘柄評価　長期保有におすすめか？

中央自動車工業 を評価してみました。

連続増収・連続増益で業績の良い銘柄です 。増配傾向も強いですが長期投資対象としてはどうでしょうか？

この記事では、

• 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
• 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
• 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。（Sランク～Dランク）
• 最後に主観的なコメントもしています。

高配当株を長期保有するメリットは？

中央自動車工業とは

自動車関連事業という単一セグメントですが、ボディーコーティング剤をメインにさまざまな自動車関連部品を開発・販売しています。開発型企業ということで、開発センターをもっています。アルコール検査器なども売っています。海外展開もしていて、コーティング剤以外にも自動車の主要部品も海外では販売しています。

参考：中央自動車工業のホームページ（外部リンク）

参考：ヤフーファイナンス（外部リンク）

12項目の評価

評価基準日　：　2020/2/8

株価　：　2,640 （基準日時点）

日経平均　：　 23,827 （基準日時点）

時価総額は521億円の企業で規模はかなり小さいです。PBRは1.76倍です。

自己資本比率は84.3%です。かなり高いです。

2019年度決算での当期純利益率は15.5%です。自動車関連ということを考えるとかなり高めな利益率です。

7期連続増収中で来年も増収予定です。利益率がどんどん上がってきています。

４期連続増配中で、2020年度決算でも増配する予定です。累進配当の傾向になっていますが、ここ数年は増配の金額がどんどん上がってきています。

2019年決算時の配当性向は26.6%です（四季報の情報より）。配当性向はこれまで30％前後を推移しています。業績が良く、一株配当（EPS）がどんどん上がってきているのでいい傾向です。

評価時点でのPERは9.53倍でかなり割安です。PERは安め安定しているが株価が上がっていくという傾向なので買いやすいと思います。

2019年決算時の有利子負債はゼロです。無借金経営です。

評価時点での配当利回りは2.12%で平均的な利回りです。高配当株とは言えません。

2019年度決算ではROEが14.3%、ROAが11.3%。2020年度決算予想ではROEが18.7%、ROAは15.7%です。稼ぐ力がかなりあります。

2019年度決算では営業CF＝3,116百万円、投資CF＝-1,196百万円です。理想的なフリーキャッシュフローで、キャッシュをかなり積み立てているのでとても良いです。

株主優待はありません。

総合評価

Aランク　

コメント

高配当株ではないですが、増配傾向の強いバリュー株かと思います。

財務は超優良で、業績がとてもよく、毎年成長している企業です。純利益率が15％ということでボディーコーティング剤というビジネスモデルは高付加価値なのだと思います。

配当性向はちょっと低めなのですが、配当性向が安定していて、一株利益（EPS)が毎年増えているので、増配傾向が強い良い企業です。

現時点で高配当でなくても増配傾向の強い企業を長期保有すると毎年購入時の価格に対しての利回りが増えていくことになるのでおすすめです。

まとめ

• 財務優良で、成長をしている企業。
• 高配当株ではないがバリュー株だと言える。
• 増配傾向の強いので長期保有におすすめ。

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