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エスリード【8877】銘柄評価。おすすめな高配当株か?

Cランク

エスリードを評価してみました。

マンションデベロッパーの企業です。業績好調で割安感が高いです。配当性向が低めで安定した配当を出していますが、長期保有対象としてはどうでしょうか?

この記事では、

  • 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
  • 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
  • 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
  • 最後に主観的なコメントもしています。

エスリードとは

マンションデベロッパーで、近畿圏での供給戸数トップ級です。森トラストの子会社です。様々なグループ会社と協力して一貫したサポートを提供できるのが強みです。

参考:ホームページより

参考:エスリードのホームページ(外部リンク)

参考:ヤフーファイナンス(外部リンク)

12項目の評価


評価基準日 : 2021/2/10

株価 : 1,573 (基準日時点)

日経平均 :  29,562 (基準日時点)


1.時価総額

★★☆☆☆

時価総額は208億円の企業で規模は小さめです。PBRは0.51倍でかなり割安です。


2.自己資本比率

★★★★☆

自己資本比率は56.6%と優良な数値です。一般的には50%以上でかなり優良と言われています。業種にもよりますが、30~40%が平均です。自己資本比率は高めで安定しています。


参考:マネックス証券より

3.当期純利益率

★★☆☆☆

2020度決算での当期純利益率は8.2%です。利益率は8%前後で安定しています。

参考:マネックス証券より

4.増収傾向

★★★★★

売り上げは長期で右肩上がりに増加しています。リーマンショックでダメージを受けた後、9年連続増収で安定成長してきています。

参考:マネックス証券より

5.増配傾向

★★★☆☆

配当は累進配当の傾向です。ここ数年は連続増配をしています。2021/3期は配当据え置きの予想です。

参考:マネックス証券より

6.配当性向

★★★☆☆

2020年決算時の配当性向は12.7%とかなり少な目です。配当性向は10%台で推移してきています。


7.PER

★★★★★

評価時点でのPERは5.99倍かなり割安です。PERはもともと低めで推移しています。

参考:マネックス証券より

負債/純利益率

★☆☆☆☆

最新四季報での有利子負債は29,851百万円です。直近の決算の純利益は5,070百万円で、利益剰余金は43,016百万円ですので、負債量はそこまで多くないです。DEレシオは0.62倍で、ネットDEレシオは0.23倍なので、キャッシュが多くあり問題無いです。

参考:マネックス証券より

9.配当利回り

★★★☆☆

評価時点での配当利回りは2.54%です。やや高配当株です。

参考:マネックス証券より

10.ROE & ROA

★★★★☆

2020年度決算ではROEが11.3%、ROAが6.3%です。 2021年度決算予想ではROEが8.5%、ROAが4.8%です。 ROEとROAはリーマンショック後から右肩上がりですが、2021/3期決算では下がる予想です。基本的には高めの良い数値で推移しています。

参考:マネックス証券より

11.フリーキャッシュフロー

★★★☆☆

2020年度決算では営業CF=-108億円、投資CF=-12億円 です。不動産系はマイナスの営業CFがあり、フリーキャッシュフローでは判断しにくいです。キャッシュ量がかなりあるので、余裕があるキャッシュフローだと思います。

参考:マネックス証券より

12.優待

★★★★★

株主優待はカタログギフトです。100株保有で6000円相当の季節のギフトを年1回受け取れます。優待利回りは約2.1%です。配当と合わせた総合利回りは約4.6%とかなり高めです。

参考:ホームページより

総合評価

Cランク 

総合評価の説明(12項目の5段階評価から算出)
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後のチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
注意

インカムゲイン狙いの長期投資の評価基準に基づいたランキングです。このランキングが企業の価値を表しているわけではないので参考程度にしてください。基準が変われば評価も変わります。Dランクが悪い企業だというわけでもないので、偏見の無いようにお願いします。

コメント

良いポイントとしては、増収の傾向がよくROEなどからも稼ぐ力があるところです。配当性向は低めですが、配当性向がかなり低いので減配の心配は少ないです。負債は少な目でキャッシュが多めですので、このまま累進配当の傾向を維持できそうな財務体質です。また、PERやPBRがかなり割安です。

悪いポイントは、規模が小さめなところと、配当利回りが少し少なめなところです。

稼ぐ力があって安定していますがPERやPBRがかなり割安です。不動産業は景気敏感性が非常に高いので、なかなか買われないのかもしれません。買い時が難しいです。

配当性向が低くて累進配当の傾向があるので、インカムゲイン狙いの長期保有には良いかと思います。優待と合わせた総合利回りが高いので魅力的です。

リーマンショック時影響

過去の景気後退局面であるリーマンショック時にどうだったかを確認し、今後の景気後退局面での予想をします。

リーマンショック時の2009/3期では赤字となっていました。その後緩やかに回復していきました。景気敏感性は高めです。

まとめ

  • 業績好調(9年連続増収)
  • PERとPBRがかなり割安
  • 配当性向は低めで累進配当の傾向
  • 優待と合わせた総合利回りは高い。
  • 景気敏感性が高めだが、キャッシュはある
注意

銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。

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