NTTドコモを評価してみました。
携帯キャリアの3強です。NTTグループの携帯部門です。長期投資対象としてはどうでしょうか。それぞれの項目を5つ星で評価しました。ご参考にしてください。
この記事では、
- 直近の四季報の数値を独自の計算式に入れて5段階評価をしています。
- 長期投資するメリットがあるかの視点での12項目を評価しています。
- 12個の5段階評価を考慮し、最終的なランクをつけています。(Sランク~Dランク)
- 最後に主観的なコメントもしています。
NTTドコモとは
国内シェアは4割強だそうです。携帯電話は安定した月別の固定収入が期待できます。いわゆるサブスクリプションです。携帯販売だけではなく各種サービスも展開しています。d払いという電子決済システムや家庭用インターネットのドコモ光など、ドコモ経済圏と言ってもいいような様々な身の回りのサービスがあります。
12項目の評価
評価基準日 : 2019/08/23
株価 : 2,616(基準日時点)
日経平均 : 20,710(基準日時点)
1.時価総額
★★★★★
時価総額は83,881億円で日経225の銘柄です。
2.自己資本比率
★★★★★
自己資本比率は73.2%でかなり高いです。
3.純利益率
★★★☆☆
2019年度決算では13%。2020年予想と2021年予想では少し下げていますが、基本的にはここら辺の数値で横ばいです。
4.増収傾向
★★★★☆
これまでずっと右肩上がりで増収してきていましたが、2020年予想と2021年予想では少し下げています。
5.増配傾向
★★★★★
安定的に増配しています。2020年予想と2021年予想でも増配する予定です。
6.配当性向
★★☆☆☆
配当性向は58%です。ちょっと高いですが危険な域ではないです。
7.PER
★★★★☆
評価時点でのPERは14.9倍でほぼ適正値です。
8.負債/純利益率
★★★★★
有利子負債が50,000百万円で2019年決算での純利益は663,629百万円です。負債は少なくしっかりと利益を稼いでいるので安心です。
9.配当利回り
★★★★★
評価時点での配当利回りは4.59%かなり高いです。
10.ROE & ROA
★★★☆☆
2019年度決算ではROEが12%、ROAが9%。2020年度決算予想ではROEが10.8%、ROAは7.9%。ちょっと低めですが問題ありません。
11.フリーキャッシュフロー
★★★★★
2019年度決算では営業CF=12,160億円、投資CF=-2,964 億円。キャッシュフローはとても安定しています。
12.優待
☆☆☆☆☆
優待はありません。残念。
総合評価
Aランク
Sランク : 長期投資して安心して配当をもらい続けることができそうな超優良銘柄。長期ではキャピタルゲインも狙えるかも。
Aランク : 安心できる優良銘柄。長期投資での候補にできる。購入後の定期的なチェックは必要。
Bランク : 依然優良銘柄だが、気になるところもある。こまめにチェックして買い時と売り時を考える必要がある。
Cランク : 長期投資の対象としてはちょっと難しい銘柄。購入にはより詳細な調査と分析が必要。
Dランク : 長期投資の対象としてはかなり難しい。(優待が良ければ保有も可)
コメント
携帯キャリアは安定した収入源を持つサブスクリプションビジネスで配当も高いのでおすすめです。海外ではAT&Tが高配当企業として有名ですが、携帯キャリアは長期投資対象としては魅力的です。
3大携帯キャリアは店舗の固定費が足かせになっていると思います。格安SIMが入ってきているので、いかに固定収入を下げずにコストを圧縮するかだと思います。
3大携帯キャリアでは5Gによる期待があります。実際に5Gで儲けるのはつるはしビジネスで稼ぐIT企業ではあると思いますが、長期では5G関連が期待できます。まだ未知数なところがあるのでPERが低いのかと思います。
ドコモはある種ファンのような感じで使っている人が多く、ドコモを使っている人はずっとドコモを使い続けていくという印象があります。シェア4割強というのがしばらく維持ができるなら長期投資としては安心できると思います。
銘柄の評価と分析は独自のもので、ランクが高いから絶対儲けられると保障したものではありません。銘柄選定の参考程度にしていただき、実際の投資の際はご自身の判断と責任にてお願いします。
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